雨に唄えば

いつかまた会えると
嘘ばかりだった僕の
これが本当に最後の嘘

この街を出てゆく時がきたの
はじめから決まってたことだから
どうか泣かないで 元気でいてね

空は曇り 嵐となって
明かりを隠しきる その前に

願い事ばかりするのは嫌だけれど
どうかこのまま時よ止まってくれと

独りにしないで

やり直したい過去なんてないから
私達の結末はこれでよかったの
なんて強がりに聞こえるかい

時は過ぎて 夜が訪れ
空を紫に染め上げた時

空っぽの狭い部屋に埋め尽くされた
想い出達が目を覚まさぬように

独りにしないで このまま朝まで

夜は明けて 虹がかかった

独りにしないで
明けない夜と 止まない雨の中
当たり前だった独りきりの過ごし方忘れてしまったから
独りにしないでこのまま朝が来ても
笑顔で過ごせる日がくるまで

いつかまた会えると
嘘ばかりだった僕の
これが本当に最後の嘘