Walk slowly

強く冷たい風に吹かれ冷えきっちまった体を抱え込んで
たとえ孤独に負けそうになっても
ゆっくりと ゆっくりと

波打ち際に儚く消えてゆく 独り言をそっと呟きながら
癒えない傷 失くならない痛み
心打ち続ける想い出キラキラ

少し弱気だったけれど

遠い昔読んだ絵本思い返しながら
めくるめく感情に答えを求めず
祈りの中手をつなぎ歩き続けよう
ゆっくりと ゆっくりと

少し弱気だったけれど
きっと多分もう大丈夫だから

山を越え川を下り谷を渡り
泥に塗れ砂を噛んで這いつくばって
必死こいて辿り着いた先で
唄い叫び声も涙も枯れて
喉をかっさばいて出ねえ声を出そうとしても
絞りきった体には何も残ってやしねえ
強く冷たい風に吹かれ冷えきっちまった体を抱え込んで
たとえ孤独に負けそうになったとしても この心に火を灯して
怒り悲しみを抱えて拳握りしめて
平和のため闘う戦士のような
矛盾だらけそんなもんさこんな世の中

急がばまわれゆっくりと
ゆっくりと ゆっくりと